耐久性があり美しい

印鑑1

手彫りの中でも、最初から最後まで手彫りで行う方法を、完全手彫りと言います。

印面は、枠の中に文字があり、枠がないと印鑑には見えにくいです。

枠は印鑑として大切な要素となっており、枠は印鑑を押すと強い力を受けるので、枠から欠けることも多いです。

しかし手彫りの印鑑の場合は、枠の足下を太くし、枠を支える部分から強くします。土台をしっかりと作ることにより、印鑑に力がかかっても、枠が欠けにくくなるのです。さらに機械彫りと比べると、手彫りの印鑑は美しいと言えるでしょう。

熟練の職人の作る印鑑は、精密機械で印鑑を作ったとしても、出せない味わいを残します。機械彫りは綺麗には仕上がりますが、それは事務的な作業で作った印鑑であり、同じ文字であれば同じような印鑑になります。しかし職人の手彫りの印鑑は、同じ文字でも微妙な違いがあり、実際に捺印した文字にも、味わいが出てきます。

手彫りの印鑑は、使う人も事を考えて、職人が魂を込めて作った印鑑でもあるので、印鑑に対する想いも込められているのです。印鑑は使い捨てのような品物ではなく、手彫りの印鑑は偽造されにくいということだけではなく、長く使うことができ、味わいもある手彫り印鑑は、一生使う物として買うような方もいます。

最近ではこうした手彫り印鑑をインターネットでも購入できるようになりました。もしネット購入で検討する場合は、きちんとし保証期間を設けている販売サイトを選択するようにしましょう。